1.メタボの基準とは?
労働厚生省の基準では、ウエスト周囲85cm(男性)、90cm(女性)
を超えて、高血圧・高血糖・脂質代謝異常の2つに当てはまると
メタボリックシンドロームという診断になります。
つまり、お腹がポッコリ出て、高血圧、高血糖、脂質異常が重なると
生活習慣病ということになる訳ですが、むしろ、内臓脂肪が原因で、
その他の症状が出てくると言ってもいいのかなと思います。
2.内臓脂肪とは?
体につく脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪があります。
皮下脂肪とは、女性に多いつき方で、皮膚の下につく脂肪です。
洋ナシの形に見えることから洋ナシ型とも言われます。
内臓脂肪とは、男性に多いつき方で、臓器の周りにつく脂肪です。
こちらは、りんごの形に似ていることからリンゴ型と言われます。
なので、ポッコリとお腹が出てきたら、中年になったと楽観視
していてはいけません。
この内臓脂肪の蓄積が、生活習慣病の根本原因になるのです。
3.内臓脂肪を落として健康体を作る方法
メタボ解消とかいう目標を掲げると、
何もしないか、頑張り過ぎるか、の2つに分かれます。(笑)
どちらもいけません!
とりあえず、今、できることを少しずつ改善していきながら、
それを習慣化していくことです。
まずは、食事ですね。
脂肪の原因は炭水化物だからと、いきなり糖質ダイエットなんてやると、
それはもうやり過ぎのグループになります。
おそらく2~3日後にはギブアップしてしまいます。
なので、とりあえずは、オニギリのような炭水化物だけを食べるのを
やめるとか、会席料理のように、食事のときのご飯は最後に食べるとか、
できれば少し減らして食べるという程度でいいのです。
無理に減らそうとしなくても、最後に食べることで、あまり入らない
ようになるのです。(笑)
そして、一気に血糖値が上昇することもなくなるので、脂肪がつきにくく
なるという簡単な原理なのです。
要は、メタボを解消してからも、その生活をずっと続けることができる
ように習慣化することです。
女性の皆さんが、一生懸命やっているダイエットで、1週間で5kg痩せる
とかいうのも、例えその通り痩せることができても、2週間後はまた元通り
という人が多く、ダイエット前とダイエット後の瞬間を見た人でなければ
ほとんど変化がないということがよくあります。
それは、急激にやり過ぎて、続かないから、リバウンドするのです。
逆に、それを続けると、死んでしまいます。(笑)
やり過ぎない糖質制限と、やり過ぎない有酸素運動が、メタボ解消のポイント
になるのです。
次は、運動ですが、こちらもいきなりハードな運動計画を立てるのではなく、
毎日、決まった時間に散歩する程度のことを習慣づけるのです。
どうですか?
これなら続けられそうではないですか?
・まずは、食事のとき、ご飯は最後に食べる。
・食後に30分ほど散歩することを習慣化する。
それだけで、1か月もすれば、あなたのメタボはかなり改善されてくるはずです。